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コラム
相棒~Season4~内視鏡(異物摘出・生検) 2014.03.03.

さて、ご無沙汰しておりましたがいよいよシーズン4。

今回、導入しました内視鏡についてのお話を少々・・・。








細径なので、猫や小型犬に対しても楽に挿入できます。

動物医療での内視鏡の主な用途は


食道、胃(十二指腸)内の異物摘出


全身麻酔は必要ですが、開腹手術をする事無く原因の解決ができますので、手術・入院等による患者への負担の軽減や治療期間の短縮、それに伴いオーナー様の経済的・精神的負担の軽減にもつながります。但し、異物の位置や大きさ・形状によっては内視鏡では摘出不可能であったり、開腹手術の方が短時間で安全に行える場合があるので万能ではありません。


上部、下部消化管内部の観察・組織検査のための生検


一般的な内科治療に反応が悪い嘔吐や下痢、消化管出血などの診断のため、体への大きなダメージを伴う事無く、観察・組織検査を行う事が可能です。主に消化管潰瘍や慢性胃腸炎、炎症性病変、腫瘍等の鑑別を行い、効果的な治療を検討します。但し、内視鏡では届かない場所の病変や、消化管粘膜より外側の病変部位に関しては診断不可能であったり、採取する組織が小さいことによる診断の限界があり、他の検査方法を選択、併用する場合があります。

症例です。竹串の誤飲です。元々3色団子が刺さっていたそうです。ひな祭りですねぇ。



胃内です。手前と奥に折れた串が見られます。内視鏡用の鉗子で摘出可能でした。

あとは・・・



食道内の観察



胃内の観察



十二指腸内の観察。

消化管の穴や傷、出血等が無い事を確認し、検査・処置終了です。




さく○屋のみたらしやたこやきの串も気をつけてくださいね〜。たれやソースが残ってますよ〜。舐めにいっちゃいますよ〜。あなたはソース派?しょうゆ派?