膝蓋骨脱臼
小型犬に多くみられ、症状は一時的な痛みから無症状まで様々です。
進行する病気のため最終的に大腿骨が湾曲し、歩行困難になる場合もあります。
骨の変形が顕著になる前の早い段階での矯正手術が有効です。
■膝蓋骨脱臼の診断
触診やレントゲン検査にて進行度を決定します。
■膝蓋骨脱臼の治療
比較的軽度な場合は、痛みのコントロールや進行を遅らせる生活環境を整えます。
骨変形の顕著でない進行症例ではなるべく早期に外科的な矯正手術をお勧めします。
様々な方法がありますが、当院では関節外安定化術により、骨の歪みの調節を行うとともに、滑車溝を深くする造溝術などを組み合わせることにより、脱臼の整復、矯正を行います。